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水と生活・レジャー

水と健康

水は生命の根源であり、私たちは水の存在によって生かされています。

さて、水と生命、そして、私たちの健康とがどのように関っているかということを考えるには、次の2つの点を理解して進むことが必要です。

水って何?

1.水の存在〜マクロからミクロまで

銀河系
銀座系には1000億個を超える星が存在すると言われているが、少なくとも現在確認されている限り、その表面に液体の水を満々と湛えた星は地球以外にない。地球より太陽に近い星は乾燥し、遠い星の水は固い氷となり閉ざされている。奇跡的な太陽とのバランスにより、地球は豊かな液体の水が存在している。
地球
地球は地表の70%が海に覆われ、地球に存在する水の97%が海水である。残りの3%弱が陸や大気中に存在している。大河のほとりに人は住み文明が発生してきたが、河川の水の量は地球上に存在する水のわずか0.0001%にすぎない。豊かな水の循環が地球の生命を支えている。
私たち人間の体の約60%〜70%が水でできている。脳や受精卵など重要な部分は水の量が多い。母親の羊水という水の中で命を育まれた赤ちゃんは、約76%が水分で肌もみずみずしい。老人になると50%近くに減少してしまい、年とともに肌がかさかさになっていくの体の水分量が減っていくからだ。私たちの一生は乾燥の歴史とも言える。
細胞
私たちの体は約100兆個もの細胞からできていると言われている。この細胞一つ一つが水によって構造が支えられ、機能が保たれている。私たちの体と生命の基本パーツである細胞は水によって支えられている。
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2.水は最も不思議な物質

水は地球上で最も身近な物質であるが、最も不思議な物質でもある。その代表的な性質は、氷が水に浮かぶということだ。固体である氷が液体である水に浮く。この性質は地球上に何万、何億とある物質の中で、水と蒼鉛の合金の一部にしかない非常に珍しいものだ。ほとんど全ての物質が液体の時より固体の時の方が重い。

では、もし、氷が水より重かったら?

氷の方が軽いという特異な性質がなかったら地球の水事情はどのようになったでしょうか。冬になり水が凍ると水の下へ沈んでいき、海も川も湖も水の底の方に氷が堆積していく。太陽の光が届かず、氷は融けることなくどんどん氷に閉ざされていく。生命にとって限られた世界となっていくだろう。この他にも、水の特異な性質は多く、地球上の他の物質とはあきらかに違った不思議な物質である。水はあまりに身近であるが、不思議な物質であり、最も解明のできていない物質と言えるだろう。まだまだ水は解明できていない物質であり、生命や健康との関係も一つの視点からだけでは論じられない難しさがある。

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水と私たちの健康との関りは?

水の役割

水から生命が誕生したように、水は生命を維持するのに理想的な物質。水の働きは健康にとって最も大切なことと言える。水には私たちの命を支える総合的な役割があります。

支える
タンパク質の構造を支え、細胞に入り細胞の構造を支える。
運ぶ
酸素や栄養物を運ぶ。血液は体の中の大河。同時に、体内の毒素・老廃物を溶かし排出する。
働かす
細胞内に入り、酵素反応・化学反応など体の代謝機能をスムーズに働かす。
調節する
水は熱を蓄え、体温を安定させるとともに、体温が上がると水は汗となり体温を下げる。
還元する
良い水は、酸化した体に電子を与え、還元してくれる。自己治癒力を高め、病気から守る。
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健康に良い水とは

私たちの健康に良い水の基準は単に一つだけではありませんし、科学的に明確に解明されていないことがほとんどです。一般的な基準を挙げますが、水を総合的に見ることが必要ですし、水が日々変化していることも知っておきましょう。水について大切なポイントは以下の点で、水を選ぶ時にそれぞれのデータをチェックしてみましょう。データがなければ『?』ですし、断定的なものには要注意かも知れません。また、日々摂取するものですから、偏りの強いものではなくバランスの良いものを選びましょう。

健康に良い水のポイント・総合的に捉えよう!

  1. 濁度:有害物質が含まれていない。塩素やトリハロメタンなどにも注意。
  2. ミネラル:ミネラルバランスがとれていること。水道水にも、もちろんミネラルは含まれています。
  3. pH(ペーハー):弱アルカリ性(弱酸性でも可)。
  4. 硬度:硬度が高すぎないもの。
  5. 有効気体含有:酸素や二酸化炭素が適度に溶け込んでいる。
  6. クラスター:クラスターが適度に小さく、細胞への浸透が良い。
  7. 酸化還元電位:電位が低く(電子、マイナスイオンが多い)、還元された水。病気や老化の原因となる活性酸素を消去する力が強い。
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水を見る視点

私たちの体の多くを占める水。その水の良し悪しが健康に大きく影響している。ただ、未解明な部分も多く、水は常に変化し、絶対的なものはない。信じるものは救われるということも確かにある。

では、あいまいなデータの中でどのように水を選ぶのか。自分の命にとって必要なものは、感覚が研ぎ澄まされていれば、おいしいはずだ。自分で選び抜ける感覚も磨く必要もあるだろう。

そして、地球は水の星であり、私たちの体も水で生かされている。地球の水が汚れるということは、即ち、私たちの体の中の水が汚れているということだ。

世界では水が原因で年間500〜1000万人が亡くなっている。水に関る病気で、子供たちが8秒に1人ずつ亡くなっている。世界で約12億人が安全な飲料水を確保できないでいる。

安全と水はタダと言われていた日本も状況は変ってしまったが、地球の水事情は驚くほど危機を迎えている。自分の健康を考える上で、地球、生命というつながりの中で見ることが必要だろう。

水と健康・福祉に関して、ご質問のある方は、何なりとお問い合せ下さい。

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